講演

 

 

メールマガジン

 

 

お得で楽しいエコライフ小技集

 

 

vol.3 2002/01/18発行 ★スーツ★

 

 

 

   ◎メニュー◎

   ・スーツ

   ・あとがき

 

   ----▼------------------------------------------------------

   スーツ

 

    "エコ技"、前回の「ワイシャツ」に続いて、今回は、スーツです。

   今回も、基本的には、男性用のスーツを中心に調べましたが、女性用のスー

   ツやジャケット、スカートなども同じように考えればいいと思います。

 

   ★ ウォッシャブル

 

    2年くらい前に登場して以来、ヒットしているのが、ウールなのに、縮んだ

   り、しわがよったりしにくい加工がしてあり、水洗いできるスーツです。

   ドライクリーニングで使う石油系の溶剤は、水や土壌、大気の汚染につなが

   る心配がありますが、水洗いなら、環境への負担が減らせるという訳です。

 

   また、ドライクリーニングでは、汗や食べ物の汚れなど、水溶性の汚れは取

   れませんが、水洗いなら落とせるため、洗い上がりがさわやかになるという

   メリットもあります。

   さらに、溶剤の臭いも残りませんし、肌が敏感な方にもおすすめです。

    ただし、洗えるとは言っても、15回くらいの想定ですから、ひんぱんに洗

   うのはさけた方がいいようです。

    クリーニング店で水洗いできるものと、家庭でも洗濯できるものの二つの

   タイプがあります。                                     

   価格は、前者が、5〜7万円くらい、後者が2万円〜4万円5000円くらいです。

 

   クリーニング店に出す場合、一般に水洗いの方が、ドライクリーニングより

   も高いので、お得とは言えませんが、家庭で洗う場合は、クリーニング代の

   節約になりますね。

    女性用の洗えるスーツも出ています。価格はまちまちですが、2万円くらい

   からあるようです。

 

   ★ 省エネ

 

    素材に工夫が加えられ、夏用の涼しく感じるスーツというものも出ていま

   す。

   本当は、前回書いたように、日本の夏は、熱帯並みに蒸し暑いのだから、上

   着はなしで、半そでの開襟シャツが正しい服装ということにしたいものです。

   そうすれば、冷房温度を上げることができ、省エネ、省資源、冷房病予防な

   ど、メリットがいっぱいあってよいのですが、そうはいかないという方は、

   せめてこうしたスーツで涼しく過ごしてください。

   決して、「暑いから、もっと冷房、強くして!」なんて言わないでください

   ね。

    涼しく感じるスーツは、銀メッキした繊維を織り込んで、遠赤外線を反射

   したり、繊維同士のすき間が広くなるように織って、通気性を上げたりと、

   さまざまな工夫をしています。

   また、一般に軽量化されていますので、素材が少なくてすむ、つまり、資源

   の節約にもなりますね。

    こうしたスーツを着ると、体感温度は、4〜5度も変わってくるそうです。

   これは、東京から札幌へ行くくらいの差になります。

    価格は、4万円から7万円くらいと、さまざまです。   

 

   ★着替える

 

    通勤時は、満員電車でこすれたり、雨に濡れたりと、スーツに負担がかか

   りやすいですよね。

   そこで、会社に、スーツを4〜5着置いて、私服で通勤し、会社で着替えるよ

   うにすると、スーツが長持ちします。

    また、同じスーツを続けて着ないで、ローテーションを組んで着るように

   した方が傷みにくいです。

    これは、私も実践していました。

   会社に、スーツ、ネクタイ、革靴を常備していて、ワイシャツだけ交換する

   ようにしていました。

   おかげで、服を傷めないよう気をつかうことなく、季節にあった服装で快適

   に通勤できました。

   また、11年間で、傷んで着られなくなったスーツは一着もありませんでした。

 

   ★修理

 

    「傷みはしないけど、体型が変わってしまって、着られなくなる」という

   方もいらっしゃるでしょう。

   なんと、ウエスト79センチの人が95センチになっても、上着、ズボンともに

   直しができるというスーツがあります。

    東京都台東区の「Fashion AT Men's」( http://www.atmens.co.jp/)の、

   「エコウスーツ」は、脇の下の部分に、通常より余裕を持たせて生地が折り

   込んであり、太ってしまっても、スーツのサイズを最大16cm大きくできます。

 

   また、着られなくなって捨てられても、土に返るようにと、天然素材にこだ

   わっていて、ボタンにも、水牛が使われています。

    価格は、シングル上下で7万9000円です。服地は通常なら20万円はする上質

   のものだそうです。

    ただし、スーツ作りの考え方に賛同して、Web上で会員登録をした人で、来

   店できる方に限って販売するとのことです。

    なお、この環境に優しいスーツを普及させるため、型紙を希望する業者に

   は無料で譲るそうで、すでに注文紳士服協同組合にも提供しているそうです。

 

   ★下取り

 

    スーツが着られなくなっても、燃えるゴミに捨てるなんて、もったいない

   ことしないでください。

   「ウールエコサイクル」「エコネットワーク」など、ウール製品を、フェル

   トや、断熱材、自動車用内装材などにリサイクルするシステムがありますの

   で、これらに加盟している店に持っていきますと、資源として生かされます。

 

   ちなみに、「ウールエコサイクル」には、「アオキ」「コナカ」「ゴトー」

   など、15社が加盟、これまでに230万着以上を引き取っているそうです。

    そして、店によってまちまちですが、下取りの時、3000円から1万円の商品

   券がもらえたり、購入する商品の代金を割り引いてもらえたりしますので、

   環境に優しい上にお得です。

 

    みなさんも、「他にこんなものがある」「こんな技がある」といった情報

   がありましたら、お知らせください。                                    

 

   →メール: eco@otomi.tv                                               

 

   ※なお、先週お伝えした「シャツ専門店 谷口」の二つの電話番号のうち、

   7795は現在使っていないそうです。失礼いたしました。075-351-7794の方に

   お願いします。

 

 

講演

   ----▼------------------------------------------------------        

 

   あとがき

 

    阪神大震災の発生から昨日で7年でした。6000人以上の方が亡くなった大惨

   事は記憶に新しいところです。

   しかし、日本には、数万人の死者が予想されている地震がいくつも控えてい

   ます。

   阪神大震災を過去のことと考えず、未来に生かしていかなくては、亡くなっ

   た方々も浮かばれません。

   でも、現実には、耐震工事は自治体も企業も、そして一般家庭もなかなか進

   んでいないのが現状です。

   「いよいよ近い」となってからでは間に合いません。

   できるだけ早い工事の実施を求めるとともに、私たちも、せめて3日間は、援

   助物資が一切届かなくてもやっていける準備を日ごろからしておきたいもの

   です。

 

    「エコプロダクツ」の作品の編集は、何とか中間点まで来ました。来週中

   には仕上げたいと思います。(自分に言い聞かせている)

 

              インターネット放送局 otomi.tv 代表 富永秀一

 

   ●‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥●

   お得で楽しいエコライフ小技集 vol.3

   ☆編集・発行 インターネット放送局 otomi.tv

   URL:     http://otomi.tv

   E-MAIL: eco@otomi.tv

 

   このメールマガジンの著作権は

   インターネット放送局otomi.tvに属します。

   ●‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥●

 

 

 

メールマガジン登録  


前 目次 次  

 

 

* ページのトップへ
ホーム