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vol.41 2002/10/11発行 ★住宅 基本

 

 

   ◎メニュー◎
   ▼クリックアンケート
   ・食器を手洗いする時、洗浄剤として主に何を使いますか?
   ・「高気密の省エネ住宅」と聞いて浮かぶイメージは?
   ▼住宅 基本
   ・基本は高気密・高断熱・計画換気
   ・高気密・高断熱に対する誤解
   ・高耐震で安くしよう
   ・自然の力を生かすパッシブシステム
   ▼あとがき
   ・高槻の講演で新たな発見
   
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   クリックアンケート
   
    まずは、先週のアンケートの結果です。
   
   質問:食器を手洗いする時、洗浄剤として主に何を使いますか?
   1 水・お湯だけ 8人 (9%)
   2 いわゆる洗剤 74人 (80%)
   3 石けん 7人 (8%)
   4 重曹 0人 (0%)
   5 米ぬか、米のとぎ汁など 1人 (1%)
   6 うどんのゆで汁、天ぷらの衣の残りなど 0人 (0%)
   7 柑橘類の皮 0人 (0%)
   8 コーヒーのカス 2人 (2%)
   9 茶がら 0人 (0%)
   10その他 0人 (0%)
   11わからない 0人 (0%)
   
    ということで、予想以上に、圧倒的に「いわゆる洗剤」を使っている人が
   多いという結果でした。
   
    後は、「水・お湯だけ」と「石けん」の人たちが1割弱ずつ、重曹を使って
   いる人がいなかったのは意外でした。
   
    「石けん」の方は特に、「重曹」を併用すると効果的なんですけど。
   
    我が家ではコーヒーを飲まないので、「コーヒーカス」を使っている方の
   感想が知りたかったのですが、残念ながら書き込みはありませんでした。
   
   ○コメントボードより
   お名前:neroli
   「自分で手編みしたアクリルスポンジに廃油石鹸を泡立てて洗っています。
   私が現在使用している廃油石鹸はグリセリンがたっぷり含まれている感じで
   手荒れしませんし、その割には洗浄力もありお皿も綺麗になるので、ここ数
   年はずっとこの方法で快適です。」 お答え:不明
   
   お名前:uranofu
   「廃油石けんを使っています。それも油汚れがひどいとき。
   あとは、アクリルたわしを使えば、水(湯)だけで十分です。」 お答え: 石
   けん
   
    アクリルたわしと廃油石けんを使っているという方は、お二人いらっしゃ
   いました。
   我が家では、フィルターを使って何度も漉(こ)して使うので廃油が出るこ
   とがほとんどなく、石けんを作ることはできません。
   
    食堂やレストランなどで大量に出る廃油を石けんにすることは意味がある
   と思いますので、そのようにしてできた廃油石けんを買ってくるのは良いの
   ではないでしょうか。
   
     みなさん、アンケート、コメントありがとうございました。
   
    今回は、高気密の省エネ住宅に対するイメージについてです。
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   「高気密の省エネ住宅」と聞いて浮かぶイメージは?
   
   ◆快適そう
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012348a71 >
   ◆光熱費が安く済みそう
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012348ae2 >
   ◆息苦しそう
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012348a53 >
   ◆高そう
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012348ac4 >
   ◆わからない
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012348a35 >
   ■途中経過・最終結果を見る
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012348a00 >
   ■コメントボード
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/cb.cgi?q0001234897 >
   
   ☆締切:2002年10月17日18時00分
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   住宅 基本
   
    今回から、愛知県春日井市にお住まいの、NPO法人環境市民所属 大久保 
   巌さんから頂いた、「住宅に関して」のリクエストにお答えしていきます。
   
   
   > いろいろ省エネなどをしていく上で、建物の問題を放置しては、大きな抜
   > け穴を放置しておくようなものだと感じるようになりました。
   
   とのことですから、主に、住宅の断熱性や気密性について、新築・改築の時
   できることはもちろん、既存の家でもできることを含めて考えてみたいと思
   います。
   
   ★基本は高気密・高断熱・計画換気
   
    日本の場合、人が健康的に過ごせる室内環境は、室温が、夏で26〜28度、
   冬で18〜20度くらい、湿度が40〜60%くらいでしょうか。
   
    しかし、屋外の気温は、東京、名古屋、京都、大阪といった都市では、夏、
   40度近くにもなりますし、冬の寒い地域では氷点下20度にもなります。
   湿度も、ほとんど0%から、雨の日の100%まで大きく変化します。
   
    人間の体は、ある程度の温度変化には適応できるようになっていますが、
   極端な高温や低温、あるいは大きな温度変化にさらされ続けると、健康を害
   しますし、寿命も短くなるのではないでしょうか。
   実際、死に至ることもあります。
   
    湿度も、低すぎると呼吸器の粘膜の働きが悪くなり、風邪などの病気にな
   りやすくなりますし、高すぎるとダニやカビが増え、アレルギーの元になり
   ます。
   
    そこで、暖房や冷房器具、加湿器や除湿器を使うことになりますが、家の
   断熱性や気密性が低いと、幾らそうした器具を使っても、熱や空気の出入り
   が多いため、効果が上がりません。
   
    また、特定の部屋だけは効いても、廊下や別の部屋、トイレ、浴室などと
   の温度差が大きくなり、体に負担がかかります。
   
    断熱性や気密性が高ければ、熱や空気の出入りが少なくなりますから、少
   しのエネルギーで冷暖房や除加湿ができ、省エネになります。
    また、少しの器具で家全体を一つの部屋のように温度差が少ない状態にす
   ることもできます。
   
    ただし、計画的な換気が行われないと、家の中で発生する水分がこもり、
   結露を起こしたり、有害化学物質の対策がされていなければ、シックハウス
   症候群になったりしてしまいます。
   
    ですから、私は、高気密・高断熱・計画換気をセットにした住宅が理想的
   だと考えます。
   
    こうした住宅は高く付くのは確かですが、建物の形や見た目、後でグレー
   ドアップできる部分などにかける予算を削ってでも省エネ性能にお金をかけ
   た方が、50年、100年という長い目で見た時、後悔せずに済むと思います。
   
   ★高気密・高断熱に対する誤解
   
    いまだに、「高気密住宅なんて息苦しいですよ。」なんて言っている住宅
   メーカーや建築屋さんがいるようですが、大変な誤解です。
   
    私の家も、2時間に1回空気が入れ替わる、高気密の住宅ですが、息苦しさ
   を感じたことは一度もありません。
   
    大体窓があるのですから、天気が良く、空気がおいしい時には窓を開けれ
   ばいいのです。
   そういう意味では、例え高気密で計画換気の住宅であっても、窓の配置は、
   風が通り抜けるように考える必要があります。
   
    また、「ダニやカビが増えたり、シックハウスが増えたのは、気密性の高
   い、現在の住宅事情が大きく影響している」という指摘がされたりもします。
   
   
    先ほども書いたように、計画的な換気を伴わない、気密性の高い住宅はそ
   うしたことが起きやすいのは確かです。
   
    もともと気密性が高いマンションや、構造上気密性が高くなる2×4の家な
   どが増えましたが、ねらったのではなく、自然に気密性も高くなった家の場
   合、換気について十分な配慮がされていない場合も多いのです。
   
    住宅金融公庫の(つまりは国の)、以前の省エネに関する基準では、換気に
   関する配慮が欠けていたことも大きな原因です。
   
    しかも、そのような、気密性は高いのに計画的な換気がされない住宅で、
   灯油やガスを室内で燃やす、開放型と呼ばれる暖房機器を使ったりすると、
   水蒸気が室内に充満し、ひどい結露や、ダニやカビの大量発生に悩まされる
   ことになりがちです。
   
    また、結露は、窓だけでなく、壁の中でも発生しますから、断熱材がたっ
   ぷり水分を吸って、回りの柱などを腐らせるような事態にもなりかねません。
   
    気密性の高い家では、開放型の暖房器具は禁物です。
   エアコンやオイルヒーター、排気を室外に出すタイプなどを選ぶ必要があり
   ます。
   
    シックハウスに関しては、例え計画換気を導入したとしても、十分に対策
   をしておくべきだと私は思います。
   
    ましてや換気もシックハウス対策も不十分な家では、化学物質過敏症など
   を発症したとしても不思議ではありません。
   
    「シックハウスになりやすいから気密性の高い家を避ける」のではなく、
   いずれにしても、揮発性有害化学物質への対策はしておく方が良いのではな
   いでしょうか。
   
    高気密・高断熱を否定する住宅メーカーや建築屋さんの中には、従来の、
   夏の風通しの良さを重視した家造りを主張される方もいらっしゃいます。
   
    私は、冬の寒さ対策も重要だと思いますし、少なくとも50年、できれば10
   0年もたせると考えれば、地球温暖化の進行でますます気象条件は厳しくなる
   と予想されるため、きちんとした高気密・高断熱・計画換気を導入した方が
   良いと思いますが、そこは、考え方の違いですから、私も、きちんと耳を傾
   けるべきだと思っています。
   
    しかし、中には、自分の不勉強や、技術不足を隠すために批判している方
   もいらっしゃるように感じています。
   
    しっかり勉強した上で、あえて選ばないのならわかりますが、単にけちを
   つけて一般の方を惑わすのはやめて欲しいと思います。
   
   ★高耐震で安くしよう
   
    せっかく高気密に作っても、耐震性が低くては、地震が来た時、気密テー
   プがあちこちではがれたり、すき間ができたりして気密性が落ちてしまいま
   す。
   
    ですから、高気密、高断熱、計画換気の住宅には、柔らかくしなることで
   耐震性を持たせたタイプではなく、しっかりとした剛性があり、あまりゆが
   まないタイプか、予算が許せば、地面の揺れを建物に伝えない免震構造にし
   た方が良いと思います。
   
    家の形としては、できるだけ凹凸が少なく、立方体に近い方が、ゆがんだ
   り、特定の所に力が集中したりしにくいため、耐震性が高くなります。
   
    また、凹凸を増やすほどお金がかかってきますから、できるだけ単純な形
   にすることは、予算削減にも役立ちます。
   その分は、省エネ性能を高めるために使っていただきたいものです。
   
   ★自然の力を生かすパッシブシステム
   
    太陽光発電や風力発電など、機器を使って、自然エネルギーを利用する方
   法を、アクティブシステムといいます。
   
    それに対して、建物の構造を工夫するなどして、大がかりな機器を使わず
   自然エネルギーを利用する方法をパッシブシステムといいます。
   
    高気密、高断熱、計画換気にすれば、大幅に省エネできることは確かです
   が、それを基本に、さらにパッシブシステムの考え方を取り入れれば、冷暖
   房機器を使う時間を減らすことができます。
   
    次回以降、断熱性や気密性を高める工夫、換気やパッシブシステムの方法
   などについて具体的に考えていきます。
   

 


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   あとがき
   
    9日に大阪の高槻市で講演をしました。
   消費者運動に取り組んでいらっしゃる方々が多く、大変熱心に聞いていただ
   きました。
   お越しいただいた方々、大変ありがとうございました。
   
    年に一度の、日ごろの活動を発表するイベントの一つとして行われました
   ので、講演後、私も展示を拝見して回った所、幾つか、新たな発見もありま
   した。
   是非、今後の活動に生かさせていただきたいと思います。
   
            インターネットeco放送局 otomi.tv 代表 富永秀一
   
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   お得で楽しいエコライフ小技集 vol.41
   ☆編集・発行 インターネットeco放送局 otomi.tv
   URL: http://otomi.tv
   E-MAIL: eco@otomi.tv
   
   このメールマガジンの著作権は
   インターネットeco放送局otomi.tvに属します。
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