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▼クリックアンケート
・環境ホルモンに対して不安を感じますか?
・プラスチックの食器や容器を使う時、環境ホルモンが気になりますか?
▼食器 食器と環境ホルモン
・食器と環境ホルモン
・溶け出すのか
・影響は?
・体にたまる?
・カップめんは?
・ほかの環境ホルモンは?
・じゃあ安心?
・じゃあどうするの?
★「500円以上トクする!今週の小技」(有料版のみ)
・炊飯ジャーの使い方で3500円トクする!
▼あとがき
・節電器に御注意!
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クリックアンケート
まずは、先週のアンケートの結果です。
質問: 環境ホルモンに対して不安を感じますか?
1 大いに感じる 50人 (41%)
2 感じる 47人
(39%)
3 あまり感じない 17人 (14%)
4 まったく感じない 4人 (3%)
5 わからない 3人
(2%)
「大いに感じる」「感じる」という方が80%と、不安に思っている方が相当
多いという結果でした。
○コメントボードより
お名前:やまん
「知らぬが仏、の典型的なものでは。ヽ(′-`;)ノ」
お答え: 感じる
お名前:ほしゅきんとう
「行政の言っている以上の影響が出るのが、公害の歴史。」
お答え: 大いに感じる
確かに。
いつもそうだとは言いませんが、そういう例は、私たちの記憶に残りますよ
ね。
安全だ、安全だと言われるほど、疑いたくなってしまう方もいらっしゃる
と思います。
お名前:おみっちゃん
「一時期はテレビなどで散々騒いだが、今では全く見ないね。
それと畑の下、数十センチの地下に産業廃棄物を埋めて作物を作っている農
家が居るしね。
まあ、地盤沈下した畑に新たに土を入れて盛り上げるより、産廃物を入れて
盛り上げた方が安上がりと言うか、逆に産廃業者から金を貰えると言う事ら
しいがね。
ここで出来た作物が我々の食卓に並ぶんだよね。」
お答え: あまり感じない
これはまた恐ろしい話ですね。
産廃といっても様々ですから、動物・植物系のものならまだいいですが、有
害物質が溶け出すようなものだと大変です。
どちらにしても、本当に「産廃」を捨てていたら、きっと、法律違反です
よね。
「産廃」ではなく、「土壌改良材」だとか、抜け道が用意されているのかも
しれませんが。
アンケート、コメントに御協力いただいた方々ありがとうございました。
今回は、食器や容器と環境ホルモンについてです。
プラスチックの食器や容器を使う時、環境ホルモンが気になりますか?
◆大変気になる
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◆どちらかと言えば気になる
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◆どちらかと言えば気にならない
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◆全く気にならない
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◆わからない
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■途中経過・最終結果を見る
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☆締切:2003年02月20日18時00分
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愛知県刈谷市にお住まいの、hirakeiさんから頂いた、「環境ホルモンをま
ったく含まない食器」に関するリクエストにお答えしています。
★食器と環境ホルモン
環興さん「otomiさん、環境ホルモンの話の続きをしてよ。」
otomi 「はい、食器の環境ホルモンの話からでしたね。」
耳先さん「食器から環境ホルモンが溶け出したっていう報道を良く目にする
わよね。」
otomi 「ポリカーボネート製食器から溶け出す、ビスフェノールAという物
質ですね。」
耳先さん「そうそう、給食用の食器から出たっていうから、心配よね。」
★溶け出すのか
otomi 「まずは、本当に溶け出すのかというお話からしましょうか。」
「様々な研究機関が実験を行った結果、特に熱湯を入れた場合に、微量では
ありますが、溶け出すことがあるようです。」
面倒さん「えー。そんなの法律違反じゃないの?」
otomi 「実は、環境ホルモンとしての規制はまだないんです。」
「あるのは、毒性や発ガン性などからみた食品衛生法上の基準で、それによ
ると、容器から溶け出す量は、2.5ppm以下となっていて、それはクリアして
いるので法律違反ではありません。」
「ただし、ビスフェノールAは、ポリカーボネートの原料ですから、材質とし
ての基準が別にあって、こちらの基準を超えた例はあります。」
★影響は?
環興さん「それで、容器から溶け出すと、どうなるの?」
otomi 「ビスフェノールAは、女性ホルモンの作用があると疑われていてま
す。」
「しかし、試験管レベルでは確認されているんですが、動物実験では、作用
があるという結果も、ないという結果もあったため、国際会議で、これまで
の実験が、統計学的に見て、確かと言えるかどうか洗い直すことになったん
です。」
3人 「それで、それで?」
otomi 「その結果は、両方正しい。」
3人 「はぁ~? 何それ。」
otomi 「つまり、女性ホルモンの作用を持つことがあるのは確かである。
しかし、多くの場合は作用しないということなんです。」
「しかも、作用があった場合でも、体内の女性ホルモンと比べると、数万分
の1程度の強さしかないということです。」
★体にたまる?
耳先さん「でも、弱いとはいっても、環境ホルモンって、体にたまるんでしょ
?」
otomi 「ダイオキシンの場合は、脂肪に溶け込んで、何年もの間体の中に
とどまりますが、ビスフェノールAの場合は、かなり早く、数日もすれば出て
いってしまいます。」
★カップめんは?
耳先さん「じゃあ、もう一つ、良く聞く、カップめんの容器は?」
otomi 「スチレンですね。」
「発泡スチロールの容器の場合、湯の温度が高く、脂肪分がある場合は、ス
チレンダイマーやトリマーといった物質が溶け出すことがあるようです。」
環興さん「これは危険なの?」
otomi 「これもまた、環境ホルモンとしての作用があったという動物実験
の結果と、ないという結果の両方があるんです。」
「あったとする場合も、やはり、体内の女性ホルモンと比べると数万分の1程
度の強さでした。」
★ほかの環境ホルモンは?
面倒さん「ほかに、決定的に人間に影響があるとわかった環境ホルモンはな
いの?」
otomi 「現時点では、食器や、食品用容器から溶け出すものでは、ありま
せん。」
★じゃあ安心?
面倒さん「じゃあ、心配しなくていいんじゃない?」
otomi 「そう断言できないのが、環境ホルモンの問題の難しいところなん
です。」
「ある化学物質が、環境ホルモンであると断定するのも、相当難しいことな
んですが、もっと難しいというか、事実上不可能なのが、環境ホルモンでな
いと断定することなんです。」
環興さん「どうして?」
otomi 「まず、環境ホルモンは、ppb単位の非常に微量の場合も調べなくて
はならないんですが、そこまでいくと、正確な実験を行うことが大変なんで
す。」
「例えば、実験用の純水からでもごく微量のビスフェノールAが見つかること
がある位ですから、実験器具、動物用の飼料、ケージなどから入り込むこと
も予想されるんです。」
「それでも、環境ホルモン作用が『ある』ということは、ある条件で現れる
ことがわかれば良くて、それが、ほかの実験機関でも繰り返し再現できれば
断定できます。」
「ところが、100%『ない』と断定するためには、どんな濃度で、どんな時期
に、どんな物質と組み合わせて与えても、どんな影響もないことを証明しな
ければなりません。」
「現在、化学物質は、10万種類以上あると言われていて、毎年数百種類増え
ているのに、組み合わせまで含めて、そんな難しい実験をすべて行うなんて
ことは、事実上不可能です。」
「100%とまで言わなくても、十分に安全性が確かめられていると言える化学
物質は、ほんの一部分にすぎないのです。」
★じゃあどうするの?
面倒さん「もう!じゃあ、どうすればいいのよ!」
otomi 「もし、環境ホルモンの危険性が、それほど気にならないのであれ
ば、無視していいと思います。」
「今のところ、食器や食品用の容器から溶け出す物質が、環境ホルモンとし
て、人間に対して重大な影響を与えている可能性は、それほど高くないと思
われるからです。」
環興さん「ええ~。でも私は気になるわ。」
otomi 「そういう方は、プラスチックなどを避ければいいと思います。」
「いくら安心だと言われても信じられない方が、不安を感じながら使ってい
ると、そのストレスが、体に悪影響を与える可能性があるからです。」
「それから、妊娠中は、環境ホルモンに対するリスクが最も高い時期ですか
ら、妊娠がわかったり、妊娠の可能性がある女性は、気をつけた方が無難か
もしれません。」
面倒さん「何だかすっきりしないわねぇ。」
otomi 「仕方ありません。何しろ、環境ホルモンについてはわかってない
ことが、あまりにも多いのですから。」
環興さん「うーん。保育所の食器はどうしたらいいのかしら。」
otomi 「十分話し合う必要があると思います。」
「プラスチックでない容器は、重かったり、壊れやすかったり、かさばった
りという不便な面があるものも多いですし、プラスチックのリスクもそれほ
ど高くないなら、プラスチックでいいという意見もあるでしょう。」
「一方で、少しでもリスクがあるなら避けるべきとか、食器は壊れたり傷ん
だりするものだと教える方が教育的だ、といった意見もあるでしょう。」
「全員が納得する答えは出ないかもしれませんが、みんなで話し合う価値が
十分ある問題だと思いますよ。」
「その参考になるように、来週は、プラスチックに替わる食器として、どん
なものが提案されているか御紹介しましょう。」
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あとがき
このメールマガジンをお読みの方の中には、省エネに関心のある方が多い
と思いますので、お知らせします。
今、電圧を下げることで電気代が節約できるという、節電器に関するトラ
ブルが増えているそうです。
電圧を下げても、消費電力が変わらない機器も多いのに、「絶対、20%節
約になる、ならなかったら返金する」などと言って売りつけておき、ほとん
ど節約にならなかったため、返金を求めても、一切応じないといった業者が
あるそうです。
中には、本当に節約になるケースもあるようですが、そう言った話を持ち
かけられたら、すぐに決めず、本当に信用できるかどうか、電気に関する技
術者など、詳しい人に相談した方がよさそうです。
インターネットeco放送局 otomi.tv 代表 富永秀一
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お得で楽しいエコライフ小技集 vol.57
☆編集・発行 インターネットeco放送局 otomi.tv
URL: http://otomi.tv
E-MAIL: eco@otomi.tv
このメールマガジンの著作権は
インターネットeco放送局otomi.tvに属します。
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