◎メニュー◎
・自動車
エコドライブ3
・あとがき
----▼------------------------------------------------------
自動車
エコドライブ3
愛知県瀬戸市にお住まいの、くまいりえさんのリクエストにお答えして、
「自動車」のテーマでお伝えしています。
環境に優しい運転法、エコドライブの3回目です。
★アイドリングストップ
ようやく、くまいりえさんがリクエストされた、アイドリングのお話にた
どり着きました。
最近は少なくなってきましたが、今でも、コンビニエンスストアや、スー
パー、病院などの駐車場で、人が乗っていないのにエンジンをかけっぱなし
の車を見かけます。
用事を済ませて車に戻った時に、夏だと暑いから、冬だと寒いからという
ことでしょうが、その分、二酸化炭素などが無駄に出てしまいますし、燃料
代ももったいないですよね。
冬は、車内が暖まるまで外と同じ格好でいればいいとして、確かに夏の車
内は、50度〜70度と、外の気温以上に上がってしまいますから、気持ちは分
かります。
でも、アイドリング10分間で約140cc、約1.7km分の燃料が消費されます。
ガソリン代にして、約15円。
奥さんが、「1円でも安く」とスーパーで品選びをしている間に、車は、2
0円、30円と無駄に捨てている・・・なんてことになるわけです。
(http://www.eccj.or.jp/drive/02/09.html)
要するに止(と)めている間に車内の温度がそれ程上がらなかったり、上
がっても、すぐに下げられれば、エンジンを切っておけるわけですよね。
山梨高校生物・科学部の実験
(http://www3.ocn.ne.jp/~okubok/yamakai101.htm)によると、いろいろ行わ
れている車内温度の上昇を防ぐ対策で、大きな効果があるのは、やはり「日
陰に止める」ことで、日なただと、車外温度より30度近くも上がってしまい
ますが、日陰だと、10度程度の上昇で済むそうです。(Webページでは、グラ
フが違っていたり、文章が途中おかしな所があったりして分かりにくいです
が。)
また、日なたでも、ダッシュボードに日よけを置いたり、窓ガラスの上の
所を少しずつ開けておけば、温度上昇は、20度くらいで済むそうです。
そして、上がってしまった温度を下げるには、日本テレビ系列で放送中の
「伊東家の食卓」で去年紹介された裏技を使いましょう。
まず、助手席の窓を全開にします。
あとは、運転席側のドアを、普通に5回ほど開け閉めするだけです。
こうすれば車内の空気がほぼ入れ替わり、温度は、グーンと下がります。
最初に車内の温度を下げておけば、エアコンもすぐに効きます。
これで、真夏でもアイドリングストップできますね。
私の場合は、5年ほど前から、信号待ちでも長くなりそうな時は、アイドリ
ングストップをしています。
車によって差はあるようですが、10秒、15秒といった短い時間でも、エン
ジンを再始動したあと、ふかしたりしない限り、二酸化炭素の排出量や、燃
料の消費量は減らせるからです。
(http://www.eccj.or.jp/pressrelease/020626.html)
有害物質については、古い車だと、触媒の温度が下がるなどの影響で、増
えてしまう場合もあるようですが、私は、今、より深刻なのは、地球温暖化
の問題であると思うので、二酸化炭素を減らす方を取っています。
ただし、交差点でアイドリングストップする時は、注意することがいくつ
かあります。
まず、エンジンを止める時、AT車は、必ず、N(ニュートラル)にしておきま
しょう。
D(ドライブ)のままだと、安全のため、エンジンがかからなくなっています
から、再び走ろうと、いくらキーを回しても、エンジンがウンともスンとも
言わず、大いに焦ることになります。
また、エンジンは、車が停止してから切りましょう。
走っているうちでも、Nにしてエンジンを切ることはできますが、パワーステ
アリングも切れてしまうので、ハンドルが突然重くなります。
車によってはパワーブレーキも切れて、ブレーキまで効きが非常に悪くな
ります。
カーブの途中だったりすると、曲がりきれずに激突!なんてことになりかね
ません。
エンジンを再びかけるタイミングは、私の場合、信号待ちの先頭から2台目
までの時は、交差する側の信号が黄色になった時、3、4台目の時は、目の前
の信号が青になった時、それより後ろの時は、自分の3台前が動き出した時に
しています。
それから、夜にアイドリングストップをする時には、まず、ライトをスモ
ールに切り替えてから、エンジンを切ります。
そうしないと、エンジンが止まるとライトも自動的に消える車の場合、テ
ールランプまで消えてしまい、追突される心配がありますし、そうでなくて
も、バッテリーに余分な負担がかかるからです。
アイドリングストップをしていると言いますと、車やバッテリーが傷むの
ではないかと心配される方もいらっしゃいますが、私の場合、もう始めて5年
くらいになりますが、エンジンにもバッテリーにも、特に異常はありません。
この間、バッテリーの交換は1回だけです。(車購入以来8年間で1回)
しかし、さすがに私も、夏や冬、エアコンがフル回転しているような時に
は、信号待ちではエンジンを切りません。
体調を崩しては元も子もないですから。
思いつく限りの注意事項は書いたつもりですが、特に信号待ちでのアイド
リングストップは、気をつけてお願いします。
気を使わなくても、自動的にアイドリングを止めてくれる車もあります。
スズキ・アルト エポ リーンバーンエンジン仕様、トヨタ・ヴィッツB
エコパッケージ、マツダ・キャロル ミレディ-Lなどです。
その他、ハイブリッド車も、停車状態では、エンジンが切れる仕様のものが
ほとんどです。
ただし、これらの車も、エアコンを入れているとエンジンは切れないもの
もあるので、確実に止めるには、手動で切る必要があります。
くまいりえさんのおっしゃるエコカーが、どういうものか定かではありま
せんが、一般に走っているエコカーで、もっとも目にとまる、ハイブリッド
車だとしますと、上記のように、エアコンが入っているために、停車状態で
もエンジンが止まっていないのではないかと思います。
ハイブリッド車なら、普通の車より随分、燃料の消費量も、有害物質を出
す量も少ないとはいえ、せっかく、環境への影響の少ない車を買うという選
択をされたんですから、せめて、車にだれも乗っていない時のアイドリング
ストップくらいは、是非、していただきたいものです。
駐車中のアイドリングは、東京都、大阪府をはじめ、様々な自治体が、条
例で禁止しはじめました。
兵庫県では、10万円以下の罰金の規定もあります。
そもそも、道路交通法でも、第71条第5号で、運転者の遵守事項として、「
車両等を離れる時は、その原動機をとめ・・・」と定められています。
みなさんも、せめて駐車中のアイドリングはやめましょうね。
★違法駐車しない
前に、スピードを出しすぎると空気抵抗によって、燃費が悪くなるお話を
しました。
しかし、スピードは、遅すぎても効率が悪く、燃費が落ちるのです。
前に出たグラフ(http://www.eccj.or.jp/fuel/93/h6_31_1.htmlの図3−2)を
見ると、時速40kmなら、燃費が、リッター14kmだったものが、時速20kmにな
ると、リッター9kmに落ちることが分かります。
違法駐車は、通行の邪魔をして、周囲の車の速度を落とします。
罰金を取られるからというだけでなく、環境への負担も考え、違法駐車はや
めてほしいものです。
みなさんも、「ほかにこんなものがある」「こんな技がある」といった情
報がありましたら、お知らせください。
また、「今度、これを買おうと思っているんだけど、どんなものがいいか
な?」とか、「古くなって、捨てようと思っているものがあるんだけど、何
かに使えるかな?」といった、リクエストもありましたら、どしどしお寄せ
ください。
優先してお調べいたします。
→メール:eco@otomi.tv
----▼------------------------------------------------------
あとがき
いやぁ、ホンダもやりますね。
先日、トヨタが、燃料電池車を年内に発売すると発表しましたが、ホンダも
そうかわらない時期に発売するそうです。
ハイブリッド車ではトヨタに先を越され、環境対策に積極的なメーカーと
いうイメージを持っていかれたホンダとしては、燃料電池車では、負けるわ
けにはいかないということでしょう。
こうした競争は大いにしてもらいたい所ですが、安全対策には十分気をつ
けてほしいものです。
市場に出始めた時に大きな事故があると、その後の開発や普及に深刻な影
響を与える可能性があります。
なお、ホンダの場合も、トヨタと同じように、リース形式のようです。
最終的にどちらが先に出すか、完成度はどちらが高いのか、そして、他(
ほか)に続くメーカーは出てくるのか、今年は、年末に向けて燃料電池車か
ら目が離せません。
インターネットeco放送局 otomi.tv 代表 富永秀一
●‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥● お得で楽しいエコライフ小技集 vol.28 ☆編集・発行 インターネットeco放送局 otomi.tv
URL:
http://otomi.tv
E-MAIL:
eco@otomi.tv
このメールマガジンの著作権は
インターネットeco放送局otomi.tvに属します。
●‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥●
|