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エコドライブ2
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自動車
エコドライブ2
愛知県瀬戸市にお住まいの、くまいりえさんのリクエストにお答えして、
「自動車」のテーマでお伝えしています。
今週も環境に優しい運転法、エコドライブについてです。
★エアコンの使用を控える
エアコンをつけると、エンジンの力で、コンプレッサーを回しますので、
一般に、リッター1kmくらい、燃費が悪くなります。
今は、温度に合わせて自動運転してくれるエアコンも多いため、年中入れ
っぱなしという方もいらっしゃるかもしれません。
真夏や真冬は仕方ないとしても、できるだけ、エアコンは切っておきましょ
う。
★空ぶかし・暖機しない
空ぶかしは、燃料を無駄にし、二酸化炭素や有害物質をまき散らすだけの
行為です。
暖機運転も、性能が上がっている今の車には必要ありません。
水温計が動き出すまで、ゆっくり運転するよう気をつければ十分です。
暖機運転を4分間すると、約58cc、約700m走れる燃料が無駄になります。
毎日4分間暖機をしていたのをやめれば、年間で約21リットル、約250km分も
節約できることになります。
(http://www.eccj.or.jp/drive/02/04.html)
★急発進・急加速しない
急加速して、すぐ、次の信号で急ブレーキして止まるなんて走り方は、環
境への負担が大きいだけでなく、車体や、ブレーキパッドの寿命も縮め、何
もいいことはありません。
急発進10回で、約120cc、約1.4km走れる燃料が無駄になります。
年間では、約44リットル、約530km分にもなります。
(http://www.eccj.or.jp/drive/02/05.html)
私の場合は、タコメーターを見て、エンジンの回転数をできるだけ一定に
保つよう気をつけながら加速していき、速度が上がった所で、早めにアクセ
ルを戻して(AT車の場合)、シフトアップさせ、またできるだけ一定の回転数
を保ちながら走るようにしています。
エンジンは、回転数が変化する時、大幅に燃費が悪くなってしまうため、
できるだけ回転数を一定に保つことが大事なのです。
加速時の、目安にする回転数は、私の車の場合、一般道で2000回転、高速
などで2500回転ぐらいです。
もちろん、車によっても、道路状況によっても、最適な回転数は変わりま
す。
また、余りにも遅い加速をすると、渋滞を招き、他の車も含めた二酸化炭
素や有害物質の出る量が増えてしまいますし、回転数が低すぎるとエンジン
の効率も悪くなってしまいますから、気をつけましょう。
★スピードを出しすぎない
空気抵抗は、速度の二乗に比例して大きくなります。
ですから、スピードを出しすぎると、どんどん燃費は悪くなります。
一方、スピードが遅すぎても、効率が落ちてしまいます。
車によりますが、大体、60kmで走る時、最も燃費が良くなるようです。
(http://www.eccj.or.jp/fuel/93/h6_31_1.htmlの図3−2)
しかし、高速道路で60kmだと、遅すぎて追突される危険もありますから、
80kmくらいが適当なのではないでしょうか。
いつも130kmで走っている(違反ですが)という人は、100kmに落とすと、燃
費が相当改善されるはずです。
ただし、目安のスピードを決めても、ピッタリそれに合わせようとしない
方がいいと思います。
速度を一定に保つためには、道路の上り下りに合わせて、アクセルを踏み込
んだり戻したりしなくてはならず、エンジンの回転数が変化してしまうから
です。
前の項目でお伝えしたように、回転数が変化する時には燃費が悪くなるわ
けですから、多少の上り下りで速度が変化しても、神経質に速度を保とうと
せず、できるだけ回転数を一定に保つようにした方がいいと思います。
もちろん、きつい上りではシフトダウンさせ、急な下りではアクセルを完
全に戻して、エンジンブレーキを効かせる必要がありますが。
★車間距離を開ける
車間距離と燃費がどう関係するんだと思われるかもしれませんが、大いに
あります。
車間距離を開けずに走っていると、前の車の動きに合わせて、頻繁にブレ
ーキを踏んだり、アクセルを踏んだりすることになります。
ブレーキを踏むと、せっかくの前に進むエネルギーを打ち消してしまい、ま
た速度を戻すための燃料が必要になります。
ですから、危険がない限り、できるだけ、ブレーキは踏まない方が、燃費
は良くなるのです。
車間距離を開けていれば、前の車が多少加速・減速しても、すぐには影響を
受けませんから、ブレーキを踏む回数を減らすことができるのです。
★エンジンブレーキを使う
減速する時は、できるだけエンジンブレーキを使いましょう。
マニュアルの場合はシフトダウン、AT車の場合は、オーバードライブを切っ
たり、セカンドにしたりします。
すると、エンジンの回転数が上がりますから、余計に燃料を消費するので
はないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、アクセルを踏んで
いない状態で、一定の回転数以上に上がった場合、ほとんどの最近の車は、
燃料がカットされるのです。
余り回転数が下がってくると、エンストを防ぐためにまた、燃料が供給され
ます。
(http://www.eccj.or.jp/drive/02/08.html)
ですから、急発進、急加速だけでなく、急減速も燃費を悪くすることが分
かります。
ギリギリまでスピードを出して走っていて、急ブレーキで止まった場合、燃
料はほとんどカットされません。
しかし、余裕を持って、止まる場所のかなり前でアクセルから足を離し、
エンジンブレーキを使いながらゆっくり減速した場合には、長い時間燃料が
カットされるわけです。
先ほどの、急発進、急加速と合わせて、急減速を1日10回した場合、それぞ
れを緩やかにした場合より、140cc、約1.7km分も燃料を余分に使ってしまい
ます。(http://www.eccj.or.jp/drive/02/05.html)
燃料がカットされる回転数は車によって違いますが、2000回転位の場合が
多いようです。
そして、再び燃料供給が始まる回転数は、1200回転くらいのようです。
燃料がカットされたり、再び供給が始まる回転数を、カタログなどに、是
非、表示するようにしてほしいものです。
当然、低い回転数でもカットされ、低い回転数まで再供給されない方が、燃
費の良い走りをしやすいことになります。
ただし、エンジンブレーキをかけても、ほとんどの車は、ブレーキランプ
がつきません。
ですから、エンジンブレーキをかける時には、後ろの車に、減速することを
知らせるため、まだフットブレーキが必要な状態ではなくても、ちょっとだ
けフットブレーキを踏んで、ブレーキランプをつけましょう。
来週は、いよいよ、くまいさんがリクエストしてくださった、アイドリング
ストップについてです。
みなさんも、「ほかにこんなものがある」「こんな技がある」といった情
報がありましたら、お知らせください。
また、「今度、これを買おうと思っているんだけど、どんなものがいいか
な?」とか、「古くなって、捨てようと思っているものがあるんだけど、何
かに使えるかな?」といった、リクエストもありましたら、どしどしお寄せ
ください。
優先してお調べいたします。
→メール:eco@otomi.tv
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あとがき
驚きました。
さすが、トヨタ。
来年夏に世界で初めて発売すると言われていた、燃料電池車を、なんと、
今年中に発売するそうです。
同じく来年の発売を目指していたホンダはかなりショックでしょう。
こうした競争は、どんどんしていただきたいものです。
発売とは言っても、前々回にお伝えしたように、行政や大企業向けに、都
市部で少数の販売となりそうで、どうやら、リース販売という形をとるよう
です。
この販売がうまくいけば、もしかしたら、2010年くらいの一般化を思い描
いている他社をしり目に、地元愛知で、「愛・地球博」という国際博覧会が
開かれる2005年に合わせ、一般の人でも手に入れられる価格で燃料電池車を
発売するかもしれません。(私の勝手な想像ですが。)
もしそうなれば、世界初のハイブリッド市販車、プリウス発売で、低公害
車開発に関して他社に水を開けたトヨタが、ますます独走態勢を固めること
になりそうです。
インターネットeco放送局 otomi.tv 代表 富永秀一
●‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥● お得で楽しいエコライフ小技集 vol.27 ☆編集・発行 インターネットeco放送局 otomi.tv
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