◎メニュー◎
▼はじめに
▼クリックアンケート
・あなたが住宅の外壁材を選ぶとしたら何を一番重視しますか?
・あなたが新築する住宅の屋根材を選ぶとしたら次のうちどれにしますか?
▼住宅 屋根材
・粘土瓦(がわら)
・スレート瓦
・断熱材入り金属屋根材
・屋上緑化
・太陽電池付き屋根材
・雨漏りを防ぐ屋根の形
▼あとがき
・いよいよ12月2日燃料電池自動車発売
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はじめに
先週は、6時間エコトークマラソンの準備のため通常のマガジンをお休みし
て申し訳ありませんでした。
おかげさまで6時間エコトークマラソンは、無事終了いたしました。
ありがとうございました。
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クリックアンケート
まずは、先々週のアンケートの結果です。
質問:あなたが住宅の外壁材を選ぶとしたら何を一番重視しますか?
1 デザイン
15人 (15%)
2 価格
6人 (6%)
3 断熱性
27人 (27%)
4 耐久性
50人 (50%)
5 その他
2人 (2%)
耐久性を最も求める人が半数にのぼるという結果になりました。
今までの外壁の耐久性に対する不満の裏返しでしょうか。
断熱性を一番に求める人もかなり多いことがわかりました。
ちょっと意外だったのは、価格を最も重視する人がたった6%しかいなかった
ことです。
外壁は住宅の快適性、寿命を左右する大事な要素ですから、価格より性能
を重視するということでしょう。
○コメントボードより
お名前:多摩イタチ
「30年以上経った古い団地やマンションを見ればすぐ納得できると思うよ」
お答え:耐久性
お名前:ららそうる
「風化による痛みがしんぱいですが安いにこしたことはありません。安すぎ
るとその後の手入れが大変なので、できるだけ手入れは少なくてすむものが
いいです」
お答え:耐久性
耐久性が高く、メインテナンスフリーのものを、できるだけ安くつけたい
というのは本音ですよね。
中にはこんな意見も。
お名前:かとちゃん
「環境や町並みにマッチするかどうか。」
お答え:不明
確かに地域によってはこうした配慮も必要ですね。
普通の町では日本の場合、色んな国や地方のデザインを取り入れ、節操がな
いことが特徴のようになっていますが。
みなさん、アンケート、コメントありがとうございました。
今回は、屋根材についてです。
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あなたが新築する住宅の屋根材を選ぶとしたら次のうちどれにしますか?(よ
ろしければ理由をコメントボードにお願いします。)
◆瓦系
┗<
http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012813a81 >
◆スレート系
┗<
http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012813af2 >
◆金属系
┗<
http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012813a63 >
◆太陽電池一体型
┗<
http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012813ad4 >
◆その他
┗<
http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012813a45 >
■途中経過・最終結果を見る
┗<
http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00012813a10 >
■コメントボード
┗<
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☆締切:2002年11月28日18時00分
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住宅 屋根材
愛知県春日井市にお住まいの、NPO法人環境市民所属 大久保 巌さんから
頂いた、「住宅に関して」のリクエストにお答えしています。
6回目の今回は屋根材についてです。
屋根、天井部分は、一般的には、天井裏か屋根裏、又は屋根の下地の部分
で断熱します。
しかし、屋根材で断熱すれば、さらに外の断熱ができることになります。
断熱材がいらなくなるわけではありませんが、住宅の耐久性、快適性を高め
る効果が期待できます。
もちろん、断熱は、断熱材でしっかりやり、屋根材には耐久性を求め、断
熱は期待しないという考え方もあります。
★粘土瓦(がわら)
1000年以上の歴史を持つ、長寿命には折り紙付きの屋根材です。
最も普及しています。
屋根材としては断熱性があります。
酸性雨や塩害の影響も心配ありません。
ただし、重く、地震の際、建物への負担が大きいことや、台風や地震で落
下することが欠点です。
しかし、軽量化が図られたり、下地材へ固定されるなど、改良が進んでい
ます。
現在ほかの屋根材を使っていて、粘土瓦にふき替えることは、リスクを伴
います。
建物の強度が、ほかの軽い屋根材に合わせて計算されている可能性があるか
らです。
軽くなったとはいえ、やはりほかの屋根材よりは重いので、瓦にふき替え
たい場合は、建物を建てた業者によく相談する必要があります。
コストは高めです。
★スレート瓦
本物のスレートは、玄昌石(粘板岩)が原料で、退色することがなく、耐
久性の高いものですが、その分、価格も高くなり、今の主流は、セメントに
繊維を混ぜたものです。
従来は繊維として有害な石綿・アスベストを混ぜるものが主流でしたが、
現在は、高分子繊維などに変更され、全くアスベストを含まないものも出て
います。
重さは、粘土瓦の約3分の1です。
素材としては、粘土瓦より断熱性が高いのですが、厚さが薄いので屋根材
としては粘土瓦の方が断熱性が高くなります。
強度は持つのですが、塗装が段々と傷み、美観を損なったり、防水性を失
ったりするため、一般的には10年程度で塗り替えが必要になります。
コストは安くできます。
★断熱材入り金属屋根材
ガルバリウム鋼板、銅、ステンレス、アルミニウムなどの、金属製の表面
材の裏に発泡プラスチック系断熱材を組み合わせた屋根材があります。
粘土瓦の約10〜20分の1という軽さで、高い断熱性を実現しています。
リフォームの場合、古くなった屋根をそのままにして、その上にふくこと
もできます。
また、一般の金属製屋根材は、雨音が響くという欠点がありますが、断熱
材が防音の役目もするため、静かになります。
ガルバリウム鋼板というのは、アルミニウムを55%、亜鉛を43.4%、シリコ
ンを1.6%混ぜてメッキした鋼板の通称で、亜鉛メッキした鋼板の3〜6倍の耐
久性を持っています。
そのガルバリウム鋼板をさらに改良したジンカリウム鋼板というものもあ
り、ガルバリウム鋼板でも10年で腐食する工業地帯で、25年以上腐食しない
とのことです。(通常、ガルバリウム鋼板の寿命は25〜30年程度)
ガルバリウム鋼板も、フッ素やガラス繊維強化塗料をコーティングするな
ど、耐久性を高める工夫をした商品もあります。
銅なら、神社、寺院はじめ、歴史的建築物にも使用されているように耐久
性はお墨付きです。
酸性雨に対してもメーカーでは、腐食しないわけではないけれども十分な
耐久性は得られるとしています。
しかし、滴がしたたり落ちる雨樋(あまどい)などでは穴が開いた例があ
り、銅は、そうした場所には使わない方が良いようです。
ステンレス、アルミニウムも高い耐久性を持っています。
アルミニウムなら、20〜30年、再塗装すれば30〜50年持つようです。
ステンレスなら50年程度は持つようです。
ただし、このような数字は、特に金属の場合、海や工業地帯に近いかどう
かなど、地域によって差が出る可能性があります。
厚さにもよりますが、ガルバリウム鋼板、アルミニウム、ステンレス、銅
の順で価格が高くなります。
耐久性、断熱性、防音などへの工夫がされていない、安すぎる金属製の屋
根材はおすすめできません。
★屋上緑化
コンクリート造りの住宅の場合、屋上緑化をすることができます。
緑を植えれば、コンクリート面が日光で直接温められるより温度の上昇がか
なり抑えられるので、ヒートアイランド現象の抑止になります。
もちろん、緑の遮熱、断熱効果で空調も良く効くようになります。
また、雨水が土壌に染み込むため、一気に排水口に流れ込まず、都市型水
害を抑える効果もあります。
酸性雨や紫外線、熱による膨張や収縮の繰り返しなどが防げるため、屋上
の防水層やコンクリートなどの寿命が延びます。
今は、乾燥に強いセダムなどの植物を、軽い土壌に植えた、ユニットにな
っている商品もあります。
並べて置いて、簡単に固定するだけで、放っておけばいいので手軽です。
最近は、根が防水層に食い込んでいかないよう工夫されている商品が多く
なっています。
自治体によっては、助成を受けられる地域もあります。
ただし、ひんぱんに水やりが必要だったり、根が建物を傷めるような工法
を選んでしまうと、かえって環境負荷が大きくなる可能性がありますので気
をつけましょう。
★太陽電池付き屋根材
断熱とは違ってきますが、太陽電池を組み込んだ屋根材があります。
普通は、屋根の上に架台を設置し、太陽電池を載せますが、最初から屋根
材に組み込んでおけば、設置できる面積、強度、重量など様々な面で有利で
す。
また、コストの面でも、屋根材+架台+太陽電池よりも、太陽電池一体型屋
根材の方が安くつきます。
太陽電池自体は非常に寿命の長いものですから、組み合わせる屋根材も、
耐久性の高いものを選んだ方が良いと思います。
新築の場合や、屋根のリフォームと太陽光発電導入の両方を検討している
場合などは、一体型が良いのではないでしょうか。
★雨漏りを防ぐ屋根の形
屋根の形は、切り妻や寄せ棟、方形など、できるだけシンプルな形にした
方が、雨漏りを防ぎやすいですし、コストも安くできます。
複雑な屋根の形はデザインの面ではいいかもしれませんが、耐久性やコス
トの面では不利になります。
特に、屋根に谷になる部分があると、雨漏りを防ぎにくくなります。
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あとがき
トヨタ自動車が、いよいよ、12月2日から、世界で初めて燃料電池自動車を
発売します。
水素をタンクにためる方式で、一回の充填(じゅうてん)で300km走れ、最
高時速は155km、最高出力は109馬力ということです。
リース料金は、予想よりやや低めで、月額120万円となりました。
日本とアメリカで合わせて年間20台の限定的な販売ですし、私たちの手に
届くところまで安くなるには、まだ時間がかかりそうですが、ついに燃料電
池自動車の時代が幕を開けることになります。
インターネットeco放送局 otomi.tv 代表 富永秀一
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お得で楽しいエコライフ小技集 vol.46
☆編集・発行 インターネットeco放送局 otomi.tv
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E-MAIL:
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