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お得で楽しいエコライフ小技集
 

 

 

vol.4 2002/01/25発行 ★ベルト★

 

 

   ◎メニュー◎
   ・ベルト
   ・あとがき
 
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   ベルト
       
    "エコ技"、前回の「スーツ」に続いて、今回は、「ベルト」です。

   ★丈夫
   
    ベルトを買うなら、丈夫で長持ちするものにした方が、ゴミを出さずに済
   みますし、家計も助かりますよね。
    さて、どんなベルトが長持ちするのでしょうか。
    素材は、いろいろありますが、やはり牛革が、丈夫で安く、供給も安定し
   ているのでおすすめです。くれぐれも希少動物の革をありがたがって買うよ
   うなことはしないでくださいね。
   
    牛革にもいろいろあります。下へ行くほど丈夫です。
   
   ・カーフスキン  生後6か月以内の子牛の皮。きめ細かく柔らか。牛革で 
            もっとも上質な素材。
   ・キップスキン  生後6か月〜2年の牛の皮。カーフより厚手。カーフに次
            いで上質。
   ・カウ・ハイド  メスの成牛の皮。厚くて丈夫。
   ・ステア・ハイド 子牛の頃去勢されたオスの成牛の皮。カウより厚い。
   ・ブル・ハイド  去勢されていないオスの成牛の皮。大変厚くて丈夫。キ
            メは粗い。
   
    さらに、革のベルトには、一枚革のものと、貼り合わせたものがあり、貼
   り合わせたものの中にも、表裏とも革のものと、裏は合成皮革のものがあり
   ます。
   丈夫さでは、やはり一枚革です。
   貼り合わせたものでは、表裏とも革のものの方が丈夫です。
   合成皮革は、割れたり、切れたりすることがあります。
   
    また、貼り合わせたものの芯材には、革のものと、スポンジやフェルトな
   どのものがあります。これも、革のものの方が長持ちします。
   ピンバックルの場合、ピンを挿す穴の断面を見れば、芯材が分かります。
   しっかり縫ってあるか、糸が丈夫かもチェックしましょう。
   
    バックルには、無垢のものと、メッキのものがあり、メッキは摩擦ではが
   れてきます。強度的には問題ありませんが、見た目を気にする場合、無垢の
   ものなら、いつまでも変わりません。
   
    もちろん、ベルトはファッションの一部ですから、丈夫なら何でもいいと
   いう訳にはいきません。
   太くて分厚くて頑丈なベルトは、ジーンズには合いますが、スーツには合い
   ませんよね。
   長持ちするベルトの基本をおさえた上で、TPOに合わせて選んでみてください。
   
   ★安物に注意
   
    1000円以下で売られている安物の中には、革の粉を接着剤で着けた「再生
   革」でできたものもあり、これは、水に弱く、強度も劣るため、切れたりす
   ることがあるそうです。
   これは、「牛革」と表示されているし、見た目も、よほど本物の革を見慣れ
   た人でないと見分けられないものもあるそうですから、要注意です。
   
    さらに、露店で売られているようなものの中には、表面にきれいなビニー
   ルを貼っただけのベルトもあるそうです。
   これは、穴から断面を見れば分かりますね。
   
   ★透明マニキュア
   
    ベルトで傷みやすいのが、ピンを通す穴。よく使う穴がだんだん広がった
   り、裂けたりします。
   そこで、半年に一度くらい、穴に透明マニキュアを塗っておくと、穴の傷み
   を抑えることができます。 
   
   ★向きを変える
   
    ベルトを回す向きを、毎回変えると、ベルトにくせが付きにくくなります。
   
   腰のあたりのベルトが、ズボンのループに引っ張られ、負担がかかるのです
   が、その向きが上下逆になるので、バランスが取れるのです。
   ベルトに歩数計や、携帯電話ホルダーなどを着ける場合も、回す向きが変わ
   れば、位置もずれるので傷みにくくなります。
   ただし、バックルにマークが入っている場合は、逆さまになるのでご注意を。
   
   ★同じベルトを続けない
   
    革は、力が加わっても、元に戻ろうとします。
   毎日同じベルトをしていると、戻る時間がなく、くせが付きやすくなります。
   2、3本のベルトをローテーションでするようにして、休ませると長持ちしま
   す。
   
   ★締めすぎない
   
    ベルトをきつく締めすぎると、ベルトに負担がかかります。ズボンやスカ
   ートがずり落ちない程度に、ゆるめに締めた方が、長持ちします。
   「ゆるめにすると、お腹がどんどん出てしまうから、締め上げて予防してい
   る」という方もいらっしゃいますが、ほどほどに。
   
   ★手入れする
   
    半年から1年に一度、革製品用のクリームを薄く塗って、脂分を補給してや
   ります。
   濃く塗りすぎるとムラになったりしますのでご注意を。
    しばらくしないベルトは、風通しの良い、乾燥した場所に保管します。
   
    いいベルトを買って、これらのことに気を付けていれば、ベルトは半永久
   的に使えます。
    安いものを何度も買い換えるよりも、かえって環境にも優しいし、お得で
   す。
   
    みなさんも、「他にこんなものがある」「こんな技がある」といった情報
   がありましたら、お知らせください。
   
   →メール:eco@otomi.tv

 

講演

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   あとがき
   
    今回、本当は、「ベルト」と「ネクタイ・スカーフ」をまとめて取り上げ
   るつもりでした。
   ところが、「ベルト」について調べてみると、意外と奥が深く、これだけで
   1本になってしまいました。
    自分のベルトは、貧弱なものが多いことが分かり、ちょうど傷んで買い換
   えなくてはならないものがあるので、今度こそしっかりチェックして、「永
   久物」を手に入れたいと思います。
   
    「エコプロダクツ」の作品の編集は、何とか、明日の夜には公開できそう
   なところまで来ました。来週号では確実にご報告いたします。
    
              インターネット放送局 otomi.tv 代表 富永秀一
   
 
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   お得で楽しいエコライフ小技集 vol.4                                 
   ☆編集・発行 インターネット放送局 otomi.tv                        
   URL:    http://otomi.tv                                             
   E-MAIL: eco@otomi.tv                                                
         
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   インターネット放送局otomi.tvに属します。                            
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