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vol.8 2002/02/22発行 ★腕時計1 〜買う時編〜★

 

 

 

 

   ◎メニュー◎

   ・腕時計1 〜買う時編〜

   ・あとがき

 

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   腕時計

 

    "エコ技"、今回は、「腕時計」です。

   今回は、購入する時に参考にしていただきたい点です。

 

   ★空き缶リサイクルの時計

   

    プレスした空き缶を使った、ReWATCH

   (http://www.nagoyanet.ne.jp/rewatch/index.htm)という腕時計があります。

   文字盤の周りにある、ベゼルの部分に、プレスした空き缶1個を使っています。

   つぶれ具合は毎回変わるので、同じ種類の缶が使われていても、一つ一つ全

   部柄が違います。

    また、ベルトは、基本的に、自動車用シートを再利用したものということ

   です。

   さらに、本体のアルミも約80%がリサイクル素材で、自動車のアルミエンジ

   ンなどを溶かして使っているそうです。

   

   ★10気圧以上の防水

   

    マリンスポーツをしない人でも、服の中に時計を入れたまま洗濯してしま

   うなどのミスはあります。

   防水性能は高いに越したことはありません。

   最低でも、10気圧(100m)、できれば、20気圧(200m)以上の防水性能があるも

   のにしましょう。

    5気圧(50m)までのものは、水がかかる程度は大丈夫ですが、水に長時間つ

   かったり、ましてや洗濯のような水流にもまれる状態には耐えられません。

    竜頭(りゅうず)を引き出したままだと、何気圧防水であっても水が入る可

   能性があります。

   時刻を合わせたら、速やかに戻しましょう。

   

   ★耐衝撃構造のもの

   

    スポーツなどにも使える、耐衝撃構造のものなら、うっかり落としたり、ぶ

   つけたりしても、壊れずにすむ可能性が高くなります。

   

   ★丈夫なケース

   

    ケースに関しては、チタンが、一般のステンレスよりは丈夫といえます。

   チタンは、軽く、硬く、金属イオンがほとんど溶け出さないため金属アレル

   ギーを起こしにくいという利点もあります。

   ただし、硬い分、工作費用がかかるため、高価です。

    最近は、ステンレスやチタンに加工を施して、通常の3〜9倍の硬度を持た

   せたものもあります。

    普通のステンレスと、プラスチックでは、どちらが丈夫かというのは難し

   い問題です。

    一般的には、プラスチックは耐久性が劣るといわれます。

   確かに、明らかに安物の、壊れやすいものもあります。

   しかし、私の14年前に買ったプラスチック製のソーラー時計は、ベルトは4回

   替え、充電池と防水パッキンは3回替えましたが、本体は問題なく使えていま

   す。

   ちなみに液晶も鮮明です。

    使用状態の悪いステンレスのものだと、もう錆びてしまっているかもしれ

   ません。

   使い方による部分も大きいといえるのではないでしょうか。

   

   ★風防

   

    風防(文字盤の上の透明な部品のこと)に傷が付きにくいのは、強い順に、

   サファイアガラス、ミネラルガラス、プラスチックです。

   

   ★竜頭(りゅうず)が飛び出ていないもの

   

    竜頭は最も衝撃に弱い部分です。

   竜頭があまり飛び出ていないもの、できれば、本体の一部が出っ張って、竜

   頭を保護するような形になっているものの方が、より安心です。

   

   ★丈夫なベルト

   

    ベルトには、金属、ウレタン、革、ラバーなどがあります。

   丈夫さでいえば金属、中でもチタンが理想的ですが、高価です。

   

   ★ゼロエネルギーの機械式

   

    ゼンマイの力で時を刻む機械式なら、使用時のエネルギーはゼロです。

   ただし、一日に数秒から数十秒ずれるため、時刻合わせを頻繁にしなければ

   なりません。

    自動巻でなければ、ゼンマイを巻く作業も毎日必要です。

    それでも、「手がかかる方が愛着がわく」という人もいて、機械式がちょ

   っとしたブームになっています。

   

   ★電池交換不要のものも

   

    クオーツ式では、電池交換がいらないものがあります。

   省資源になり、お金も節約できます。

   主に3つの方式があります。

   

   ・光で発電

   

    太陽や蛍光灯などの光で発電するものは、かなり以前からあり、前に述べ

   たように、私が今使っているものも、14年前に買ったソーラー時計です。

    当時のものは、3〜4年に一度、充電池を交換しなければなりませんでした。

   しかし、現在のものは、電池ではなく、劣化の心配がほとんどないキャパシ

   ターに電気をためたり、非常に寿命が長いリチウム電池を使ったりしている

   ため、メーカーでは、電池交換は事実上いらないとうたっています。

    また、今は、文字盤を透過した光で発電したり、透明な太陽電池を使った

   りしているので、デザインの幅が広がっています。

   

   ・腕の振りで発電

   

    腕を振るエネルギーを利用して発電するものもあります。

   

   ・体温で発電

   

    皮膚に接している時計の裏面と、外気に触れている表面との温度差を利用

   して発電するものもあります。

   

    最近は、どの方式のものも、腕に付けていない(発電していない)時は、針

   が止まる、あるいは、数秒おきに進むなど、省エネの工夫がされているもの

   が多くなっています。

   

   ★腕時計を持たない

   

    携帯電話や、歩数計などに時計機能が付いていて、時間さえ分かればいい

   という方は、持たないという方法もあります。

   

    みなさんも、「ほかにこんなものがある」「こんな技がある」といった情

   報がありましたら、お知らせください。

   

   →メール:eco@otomi.tv                                               

   

 

講演

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   あとがき                                                            

   

    腕時計も奥の深い世界でした。

   様々な工夫を凝らした商品が出ていますし、使い方の注意点もいっぱいあり

   ました。

   ですので、2回に分けてお伝えすることに致しました。

    次回は〜買った後編〜です。

 

              インターネット放送局 otomi.tv 代表 富永秀一

  

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   お得で楽しいエコライフ小技集 vol.8

   ☆編集・発行 インターネット放送局 otomi.tv

   URL:    http://otomi.tv

   E-MAIL: eco@otomi.tv

   

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   インターネット放送局otomi.tvに属します。

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