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vol.53 2003/01/17発行 ★住宅 一般住宅でも換気★

 

 

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   ▼クリックアンケート
   ・あなたが住宅を新築するとしたら、計画換気のシステムを導入しますか?
   ・今お住まいの家で、換気不足を感じることはありますか?
   ▼住宅 一般住宅でも換気
   ・一般の住宅でも換気は重要
   ・もっと大事な湿気を出さない工夫
   ・逆に乾燥しすぎも
   ▼あとがき
   ・節電装置に補助金
   
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   有料メールマガジンのお知らせ
   
    去年の初頭からこの、「お得で楽しいエコライフ小技集」を発行してまい
   りました。
   丸一年発行を続け、手ごたえもつかんできたため、ここで、有料板も発行す
   ることに致しました。
   
    題して、「500円以上トクする!楽しいエコライフ小技集」です。
   月額500円で、来月7日から配信します。
   
    この無料版のメールマガジンも発行を続けますが、有料版は、よりパワー
   アップしたものになります。
   
    まず、このメールマガジンには、広告は一切載りません。
   
    記事も、広告ではなく、みなさんの資金によって成り立つメディアですか
   ら、消費者の立場から、無料版より、きわどい所まで踏み込んで、詳しく解
   説したり、具体的な企業名や商品名を出して比較したりします。
   
    そして、「500円以上トクする!今週の小技」のコーナーを設けます。
   毎週必ず、年間500円以上トクをする生活の知恵をお伝えします。
   このコーナーでは、環境に関する技はもちろんですが、それ以外でも、トク
   になる情報なら取り上げていきます。
   
    ただし、当たるかどうかわからない懸賞や、怪しげな商売の情報ではあり
   ません。
   あくまで、健全に、確実にトクができる方法だけを取り上げます。
   
    このメルマガは月額500円ですから、購読料は年間6000円です。
   しかし、毎週最低でも年間500円以上トクをする方法がわかりますから、年間
   では、52週として、2万6000円以上トクをする計算になります。
   
    つまり、このメールマガジンを読むだけで、年間2万円以上トクをするわけ
   です。
   
    さらに、500円は最低ラインであって、何千円、何万円とトクをする情報も
   どんどん紹介しますから、実際にトクをする金額はこんなものではないでしょ
   う。
   
    最初の配信から5日以内なら、無料で解除できますから、まずは、試しに
   お申し込みください。
   
    現在、http://otomi.tvで、購読受け付け中です。
   
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   クリックアンケート
   
    まずは、先週のアンケートの結果です。
   
   質問:あなたが住宅を新築するとしたら、計画換気のシステムを導入します
   か?
   
   1 導入する           59人 (81%)
   2 すきま風にまかせる 14人 (19%)
   
    なんと、8割以上の方が、「導入する」というお答えでした。
   換気の重要性は、かなり浸透してきているようです。
   
   ○コメントボードより
   
   お名前:大久保 巌
   「今、病気療養中ですが、病気になってみて、健康時と違う判断をせざるを
   得ないことが出てきました。健康時なら、省エネのため我慢して済ませよう
   かと隙間風を選んでいたと思いますが、今は、計画喚気です。室温が22度
   未満ならオーバーコートを着ていても寒くて、体調が悪くなるのです。」
   お答え: 不明(文脈から「導入する」)
   
    「住宅」のテーマをリクエストしてくださった大久保さんです。
   高気密・高断熱・計画換気の家なら、家中の温度差をほとんどなくすことが
   できます。
   
    我が家の場合は、省エネのため、厚着して、18〜20度にしていますが、22
   度以上に保つことも、多少暖房費はかかりますが、もちろんできます。
   
    もし、低気密・低断熱の家で家中を22度以上に保とうと思ったら、暖房費
   がいくらあっても足りないでしょう。
   
    病気療養中とのこと、お大事になさってください。
   
   お名前:多摩イタチ
   「換気は十分に行いたい。極力ダニの発生を抑えるために湿度は60%以下
   に抑えたい。」
   お答え: 導入する
   
    そうですね。
   換気をしすぎると、冷暖房した空気まで出ていってしまいますが、湿度を上
   げすぎないことは大切ですよね。
   
    湿度は、40〜60%にコントロールしたいものです。
   
   お名前:やまん
   「現在既に自作ファンで一部のみですが、換気と循環を行っています。
   もうすぐセンサー+ワンチップマイコン(+タイマー)で自動化します。」
   お答え: 導入する
   
    すごいですね!
   センサーって、二酸化炭素濃度を測るんですかね。
   それとも湿度でしょうか?
   
    機械を使った計画換気の場合、24時間一定の運転が普通ですが、屋内にい
   る人数や、運動量などで、必要な換気量はかなり変化するわけですから、セ
   ンサーを組み合わせれば、必要最小限のエネルギーで換気ができますよね。
   
    これは、素晴らしいアイディアだと思います。
   
   お名前:びーでる
   「真冬、玄関に入った瞬間から暖かい!という使っている人のコメントに心
   が動きました。でも業者さんは、ロスナイ(空調換気扇)を何ヶ所か設置す
   るなどの方法でもそれなりだそうで、お値段は全然安い!って言ってました
   けど、ホント?」
   お答え: 導入する
   
    確かに、長時間留守にしていても室温はあまり下がりませんから、暖かい
   です。
   
    我が家の場合は、安い深夜電力で4時間ほど暖房すれば、晴れてさえいれば、
   次の夜まで暖かさが保たれます。
   
    すごく寒くて、太陽が出ていない日だと、午後から、1時間位ずつ、時々暖
   房を入れます。
   
    換気扇についてですが、お話からすると、すでにある建物につけるケース
   のようですので、ダクトを各部屋にはわすとなると、大がかりでコストもか
   かってしまいます。
   
    業者さんがおっしゃるように、熱交換型の局所用換気扇をいくつかつけら
   れれば良いのではないでしょうか。
   
    ただし、熱交換するとはいえ、室温よりは低い風が入ってきますから、風
   が人に直接当たらないよう、できれば、暖房機器の近くに設置すると良いと
   思います。
   
    ご回答、コメントいただいた皆さま、ご協力ありがとうございました。
   
    今回は、換気不足についてです。
   
   今お住まいの家で、換気不足を感じることはありますか?
   
   ◆いつも(低気密住宅にお住まいの方)
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00013403ae1 >
   ◆たまに(〃)
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00013403a52 >
   ◆感じない(〃)
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00013403ac3 >
   ◆いつも(普通の気密の住宅にお住まいの方)
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00013403a34 >
   ◆たまに(〃)
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00013403aa5 >
   ◆感じない(〃)
   ┗< http://clickanketo.com/cgi-bin/a.cgi?q00013403a16 >
   ◆いつも(計画換気付きの高気密住宅にお住まいの方)
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   ◆たまに(〃)
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   ◆感じない(〃)
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   ■コメントボード
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   ☆締切:2003年01月23日18時00分
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   住宅 一般住宅でも換気
   
    愛知県春日井市にお住まいの、NPO法人環境市民所属 大久保 巌さんから
   頂いた、「住宅に関して」のリクエストにお答えしています。
    13回目の今回は一般住宅での換気についてです。
   
   ★一般の住宅でも換気は重要
   
    これまでも何度か触れているように、最近の住宅は、特に高気密をうたっ
   ていなくても、気密性が高い場合が多くなっています。
   
    ですから、やはり換気に気をつけないと、湿気がこもり、結露や、カビ、
   ダニが発生してしまいます。
    建材や家具などから出る有害化学物質により、シックハウス症候群になっ
   たりもします。
   
    こんな資料を見つけました。
   (http://homepage2.nifty.com/onhome/note/kanki_plan.html#隙間風の大き
   )
   
    「我が家のいえづくり」という、一般の方が、住宅の新築のため、いろい
   ろと調べられた資料を載せていらっしゃるページに、財団法人 北海道住宅
   指導センターのデータと、それを元に著者が計算した、気密性能と換気回数
   の関係を表した表です。
   
    これを見ると、床面積1平方m当たりのすき間を表すC値が、10.0という、す
   き間が多い低気密住宅の場合でも、屋内外の温度差が、10度しかない場合は、
   換気回数が、0.34回/時と、換気不足の状態になることがわかります。
   C値5.0なら、わずか、0.17回/時です。
   
    低気密住宅の場合、温度差が10度以上になるのは、夏冬の一定の部屋だけ
   だと思われますから、強い風が吹いていなければ、一般の住宅も、窓を開け
   たり、換気扇を回したりしないと、多くの場合、換気不足なわけです。
   
    現在結露が起きているという場合、一つには断熱不足が考えられますが、
   換気不足も原因になっている可能性がかなりあると言えます。
   
    トイレ、浴室、キッチンなどの換気扇を24時間回し続けることをおすすめ
   します。
    低気密だと途中からすきま風が入るため、隅々までの換気は無理ですが、
   やらないよりはいいと思います。
   
    電気代はかかりますが、劣悪な室内空気環境によって、建物はもちろん、
   住人の寿命も縮めるよりはましです。
   
    それでは寒くてたまらないという場合は、多少コストはかかりますが、第
   一種換気のところで触れた、熱交換型の換気扇を局所的につけてはいかがで
   しょうか。
   
   ★もっと大事な湿気を出さない工夫
   
    換気のテーマなので、換気について先に触れましたが、本来はこちらが先
   です。
   これまでも何度か触れましたが、大切なので繰り返します。
   
    結露やカビ、ダニの発生は、住まい方によって大きく変わってきます。
   
    とにかく湿気を出さない生活を心がけることが大切です。
   最近の住宅や鉄筋コンクリートのマンションなど、気密性の高い住宅では、
   石油やガスのストーブ・ファンヒーターなど、排気が室内に出るタイプの暖
   房機器や、瞬間湯沸かし器などは禁物です。
   
    石油ストーブの上にやかんを載せるなどもってのほかです。
   ガスや灯油が燃えるだけでたくさんの水蒸気が発生しているのに、その上、
   やかんで水蒸気を出したら、結露しないわけがありません。
   
    暖房は、エアコンや、オイルヒーター、温水ヒーター、FF式という、排気
   が外に出るタイプのファンヒーターなどを使いましょう。
   
    部屋に洗濯物を干したり、観葉植物を置くことはできるだけ避けます。
   
    冬は、風邪やインフルエンザの予防のため、加湿した方が良い面もありま
   すが、総合的に考えると、湿度50%程度にした方が良いと思います。
   
    温湿度計があると、何かと便利です。
   ちなみに、温度計はそうでもないのですが、湿度計は安物だと誤差が非常に
   大きい場合があります。
   
    私が車載用の安い温湿度計を買ったところ、きちんとした湿度計との誤差
   が20%もあり、使い物にならなかったことがありました。
   
   ★逆に乾燥しすぎも
   
    暖房に、エアコンを使った場合は、逆に乾燥しすぎになりがちです。
   
    もともと冬は湿度が低い上、エアコンの除湿効果によってさらに湿気が奪
   われるからです。
   
    かといって、開放型の暖房器具は、湿度の問題は解決できても汚染空気が
   充満してしまいますから、やはりおすすめできません。
   
    オイルヒーターや温水ヒーターなど、湿度に影響を与えにくい暖房器具を
   選ぶか、湿度が40%を切るようなら、防湿対策とは逆に、室内に洗濯物を干
   したり、観葉植物に水をやったり、それでも追いつかなければ加湿器を使う
   などすると良いと思います。
   
    ただし、最新のエアコンだと、加湿機能があったり、さらには換気機能も
   あったりと、ルームエアコンでも、熱交換式換気扇の機能を併せ持つような
   ものもありますので、こうしたものだと、暖房による乾燥の心配はないでしょ
   う。
   

 

講演

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   あとがき
   
    環境省は、来年度から、家庭の配電盤に、節電装置をつける場合に、補助
   金を出すことを決めたそうです。
   
    この装置は、98〜107Vと幅がある電圧を、100Vに自動的に調整するという
   もので、全国平均の103Vが、100Vになれば、6%の節電効果があり、電気代に
   して、平均、年に約6600円トクする計算になるということです。
   
    ただし、装置の値段が問題で、約15万円もするそうです。
   3分の2を補助してもらっても、約5万円です。
   
    約7年半で元が取れる計算になるとはいうものの、ちょっと、元の値段の1
   5万円というのは、高すぎませんか?NTTデータさん。
   
    電圧の自動調整がそんなに難しいとは思えないんですけど。
   
            インターネットeco放送局 otomi.tv 代表 富永秀一
   
   ●‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥●
   
   お得で楽しいエコライフ小技集 vol.53
   ☆編集・発行 インターネットeco放送局 otomi.tv
   URL:    http://otomi.tv
   E-MAIL: eco@otomi.tv
   
   このメールマガジンの著作権は
   インターネットeco放送局otomi.tvに属します。
   ●‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥●

 

 

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